森岡 尚己(20代)大学生(会計事務所非常勤)インターンシップ(2ヶ月) レベル2(High Beginner)→ レベル3(Low Intermediate)
マニラのデロイト(Deloitte Philippines)でインターンしています。
なぜインターンシッププログラムに参加しようと思ったかを教えてください。
1つ目は、英語力の向上、2つ目は海外で働くことの経験を得るためです。
1つ目について、語学学校に行く選択肢もあったのですが、現地の人と対等に触れ合って、日常的な会話をすることでより実践的な英語を身に着けたいと思ったのがきっかけです。また、海外で働くことを通じて、英語の監査用語にも触れておきたいと思い参加しました。
2つ目について、自分は将来海外に行きたい希望が強くあるので、海外で働くということがどのようなものなのかを少しでも実感するためにインターンシップを選びました。自分が将来働く法人、しかも海外でインターンをできるというのはかなり貴重な経験だと思います。
今回のインターンシップの活動から習得・学んだことを教えてください。
1番は、海外の文化です。フィリピンにはフィリピンタイムというものがあって、集合時間には必ずと言っていいほど遅れてきます(笑)。
その一方で、現地の方々はとってもフレンドリーで、僕が慣れていない時、向こうから積極的に話しかけてくれたり、笑わしてくれたり温かい人たちばかりです。会った時からすぐに仲良くなりました。またフィリピン人は歌やダンスが好きで、エネルギッシュな国民性を持っているなと感じました。
良いところも悪いところも日本とはまた違った文化があり、それを直に感じることができたのが大きな収穫ではないかと思います。この文化の違いを受け入れながらお互いに認め合いながら、働いたり、現地の方と触れ合うことが大切なのだなと感じました。
さらには、コミュニケーションの重要性も学びました。
日本の職場がどうかはまだわかりませんが、フィリピン人は常にコミュニケーションを大切にし、オフィスやチームでの旅行中など、部下上司関係なくとても和気あいあいとしていました。とても良い環境だと感じました。また言語が分からなくても積極的に自分から近づいて、話しかけていくことでよい関係が築くことができる場面もいくつかありました。全く知らない人でも、自分からアプローチしていくことで、仲良くなったり声をかけてくれたりしました。そういう意味でコミュニケーションの大切さを強く感じました。
インターンシップの経験を踏まえて今後のスキルアップが必要と感じた課題を教えてください。
英語力です。
日常会話でもそうですが、特に監査の仕事となると専門用語が飛び交い、現地の人たちはそれを自由に発信することができます。1度チーム内のミーティングで、ある監査論の制度について説明してくれと無茶ぶりを受けたことがありました。その時自分は頭が真っ白になり、全く自分の思っていることを伝えることができませんでした。業務中にも同じ思いをすることが多くとても悔しい思いをしました。自分の伝えたいことがたくさんあるのに、それを発信できないことのもどかしさがありました。まずは英語力のスキルアップが不可欠だなと強く感じました。
マニラでの生活で使った費用を教えてください。内訳(例:交通費、食費、遊興費など)
食費(1日): 朝:0円 昼:100ペソ前後(200円) 夜:200~300ペソ(400~600円)
遊興費:平日は食費以外は基本的にかかりません。旅行に行くときにはお金を使いました。1回の旅行(1泊2日)で3,000ペソ(6,000円)ほどでした。
フリータイムの過ごし方について教えてください。
平日の業務後は色々な方と一緒にご飯を食べに行きました。現地の同僚、先輩や日本人の上司の方とも行きました。また英語学校の先生や、同時期にいた日本人の生徒の方とも行かせて頂きました。仕事後、特に予定がないときは英語の動画を見たりなどしてのんびりしていました。
休日には8週間のうちに、旅行に3回行きました。1回目はフィリピン人の同僚・先輩と共に火山に上りに行きました。火山に向かう際のボートでは運転手が粗々しく、ずぶぬれになりました。2回目は日本人だけでマササビーチという田舎の島に行きました。シュノーケリングをしたり泳いだりなど自然も満喫できました。3回目の旅行は再びフィリピン人に誘われてサガダというフィリピンの北の方に行きました。3回目の旅行ではフィリピン人だけでなく駐在中のインドネシア人やマレーシア人も一緒に行ったので国際交流みたいな感じでとても楽しかったです。
旅行がない時は同僚に案内してもらって遊園地やショッピングモール、フードマーケットなどに行きました。フィリピンの文化に直に触れられました。
ほかには映画を見たり、たまにですがスポーツジムに行って体を動かすこともありました。さらには先生と運動場に行って一緒にランニングもしました。フィリピン人はとてもやさしくて、しょっちゅう誘ってくれるので、業務以外もかなり充実していました。
次回以降の参加者に向けて、事前準備を含めなにか伝えたい点があればご記入ください。
事前準備は特にいらないと思います。英語はできなくても現地の人が優しく教えてくれるので心配ないです。ただ少しでもできたほうが現地の方と多くコミュニケーションをとれますし、自分の言いたいことも発信し易いので、少し慣れておくのがいいのかなとも思います。
あとは現地では向こうの文化があるのでそういう文化に少しでも興味をもって、自分からも積極的にコミュニケーションをとることが大切です。
フィリピンの方はしゃべりかければ必ず喜んで話してくれます!さらに現地語を覚えてそれを英語に混ぜて使ったりするとすごく喜んでくれます。簡単な言葉でも覚えて使ってみるといいかもしれません。
最後に、参加を検討されている人へのコメントなど、インターンシップを通じて感じた点をご自由にご記入ください。
フィリピンでのインターンシップはとても貴重な経験だと思います。
1番はやはり人とのつながりだと思います。フィリピンでつながった人とは日本に帰った後でもつながっていますし、そういうつながりがきっと今後、とても大事になってくるのだと思います。また海外の文化に触れることで、自分の視野もきっと広がっていくと思います。海外に興味がある人もない人も、是非利用して最高の経験にして欲しいなと思います!
1日のスケジュール
時間 | 内容 | 説明 |
---|---|---|
7:00 | 起床 | 朝はゆったりしたいタイプなので30分前に起きて、ゆっくり準備をしていました。 |
7:40 | 朝食 | 朝食は、宿から徒歩5分の所にある、Grandlineのカフェテリアで食べます。そこで日替わりのおいしい朝ごはんが食べられます。 |
8:00 | 出発 | オフィスが少し離れたところにあったのでGrab(フィリピンのタクシー)を予約して、通勤していました。週によってクライアント先が違っていましたが、外を歩く必要がないので安全です。 |
8:30 | インターン先オフィス到着 | フィリピンでは渋滞が日常茶飯事なので通勤時間はその日によります。Grabの中は快適で、その時間を使って英語の勉強など自分の好きなことができます。DeloitteのオフィスはBGCというエリアにあって、高い建物がたくさんあるオフィス街です。東京でいう丸の内のようなイメージです。かなり安全なところでした。 |
8:30~12:00 | オフィスワーク | 最初の2週間はオフィスワークが基本でした。日本人のマネージャ―の方がいたのでその方の資料作成のお手伝いをしたり、翻訳作業をしたりしました。またオフィスにはたくさんの現地の方がいたので積極的に話しかけたり質問して、コミュニケーションをとっていました。 |
12:00~13:00 | ランチタイム | BGCには多くの飲食店があるのでご飯に困ることはないです。またオフィスの中にはパントリーといって、従業員専用の休憩場所があります。そこでご飯を提供しているので、外に出なくてもランチを安く取ることが可能です。 |
13:00~18:00 | オフィスワーク | 残りの6週間はオフィスにはいかず、現地の監査チームに入れてもらい、フィリピンの人と一緒に監査をしました。自分は監査の経験がゼロで、何もわからない状態で監査チームに入ったのですが、メンバーが優しく教えてくれたので、安心して仕事ができました。 |
18:00 | インターン先出発 | 基本は契約通りの18時に退社していました。帰りも同様にGrabでGrandlineに戻ります。夕飯に誘われて外で食べてから帰ることもありました。 |
19:00~21:00 | 夕食 | 夕食は日本人の上司の方と一緒に食べたり、フィリピン人のチームメンバーと食べたりしました。あとはGrandlineの生徒の方や先生の方とも一緒に行かせて頂きました。フィリピン料理は思ったよりおいしくて結構はまりました。Sisigという料理がおいしいので試してみてください。 |
21:30 | 帰宅 | 夜遅くなった時も、それほど遠くなければ歩いて帰りました。タクシーは安かったので使う事もありました。 |
23:00 | 就寝 | コンドミニアムはとても心地よくて、何不自由なかったです。シャワーも温水が出ましたし、ベッドも広かったです。毎日、かなり充実していたので、帰った後はぐっすりでした。防犯もしっかりしており、出入り口には警備員がいるので安全です。 |
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